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プリンストン大学での研究交流と地震活動共同研究

派遣学生からの報告(2014)

理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程 1年 西川友章

派遣期間: 2014年9/22~9/26

派遣先: Allan Rubin Laboratory, Department of Geosciences, Princeton University

(支援共同プロジェクト「Analysis and modelling of tremor and slow slip」)

2014年9月22日から9月26日までの五日間、地震活動解析、地震活動シミュレーション研究において優れた研究者であるAllan Rubin教授らと研究交流、地震活動共同研究に関する会議を行うため、プリンストン大学に滞在した。 

Allan Rubin教授の研究室では、現在、巨大地震発生帯周辺で発生する「非火山性微動」の新たな精密震源決定法の開発に取り組んでおり、今回の滞在では、その震源決定法のさらなる改良や、日本の南海トラフにおける新手法の適用やその有効性などのテーマについて活発な議論を行った。また、Allan Rubin教授の研究室が得意とする地震活動シミュレーションに関して、その理論やシミュレーションのソースコードの基礎的学習も行った。 

プリンストン大学の地球科学専攻には地震学のみならず、地球物理学、地球化学など多様な専門をもつ研究者が在籍している。今回の滞在中、研究セミナーを開催し、そのような他分野の研究者たちとも交流を行った。そのセミナーおける教授、学生らの自由で活発な議論、また熱心かつ楽しげな議論の雰囲気は非常に新鮮で刺激的なものであった。互いのアイディアを気兼ねなく、様々な学問的背景をもつ研究者と交換し共有することが、世界をリードする研究につながるということを実感した。 

また、プリンストン大学の素晴らしい研究環境も強く印象に残った。広大な敷地には、湖や森林、歴史ある建築物がならび、大学構内をリスたちが自由に駆け回っていた。大学のすぐ近くには、かつてアインシュタインが所属したプリンストン高等研究所もあり、まさにこのプリンストンという場所で、学問の歴史が作られてきたのだという感慨があった。滞在中には、プリンストン大学工学部に在学する友人とも会ったが、このような美しく歴史あるキャンパスにおいて、学問に静かに没頭できる彼を非常に羨ましく思った。 

プリンストンでは、様々な有意義な議論や学習を行うとともに、世界をリードする研究機関の研究環境や雰囲気を体験することができた。今回のプリンストン大学における滞在で得た貴重な知識や体験を糧として、今後も研究に取り組んでいきたいと思う。

Nishikawa

Princeton Univ.のすぐ近くにあるDelaware and Raritan Canalにて。写真左端がRubin教授、右端が西川。

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